- 三澤隆男
今日のみことば(Ⅱ列王10:29) 2022/3/30
ただしエフーは、イスラエルに罪を犯させたネバテの子ヤロブアムの罪、すなわち、ベテルとダンにあった金の子牛に仕えることから離れようとはしなかった。 Ⅱ列王10:29
謀反を起こしたエフーは、アハブ一族を根絶やしにし、策略を巡らしてバアル崇拝者たちを一掃した。神は、彼に「あなたはわたしの目にかなったことをよくやり遂げ、アハブの家に対して、わたしが心に定めたことをことごとく行ったので、あなたの子孫は四代目まで、イスラエルの王座に就く」(30節)と言われた。しかし、エフーは、生ける神を金の子牛で鋳た像にして拝むという北イスラエル王国の偶像崇拝の様式を破棄しようとはしなかった。エルサレムの神殿で礼拝する道を求めてユダ王国と和睦するよりも、神の教えに背いても自分に都合の良い国家経営の道を選んでいる。
神様。肝心の、み旨に沿った神礼拝を犠牲にして国家経営を選んだエフーの方針は、他人事ではありません。